藤沢の野鳥歳時記⑯チョウゲンボウ
2022年5月19日 (itazu)
藤沢で出会った野鳥を紹介してゆきます。今回はチョウゲンボウです。

小型のハヤブサ
小型のハヤブサの猛禽類ですが、近年市街地のビルなどに営巣するようになりました。
筆者がよく見かけるのは、境川沿いの水道橋に営巣するチョウゲンボウです。
写真は、水道橋近くの電線に止まっていたものです。
猛禽類にしては、かわいい目と表情をしています。
「キッキッキッ・・・」と鳴き、農耕地などで、頻繁に停空飛翔を繰り返してネズミなどを探し、見つけると少しずつ高度を下げて、最後はすーと降りて地上で押さえつけます。
周囲が安全な場合はその場で食べます。

子育てはカラスとの闘い
ハトくらいの大きさで30~40cm。4~5月頃断崖の横穴や樹洞に営巣して卵を産みますが、カラス類の古巣を流用することもあるそうで、雛が育つまでの一か月くらいは、カラス群との闘いがよく見られます。
毎年観察できる水道橋の穴からは、かわいい雛が見られます。
(写真左:毎年撮影しておられる飯田さんから提供いただきました。)
ハトくらいの大きさで30~40cm。4~5月頃断崖の横穴や樹洞に営巣して卵を産みますが、カラス類の古巣を流用することもあるそうで、雛が育つまでの一か月くらいは、カラス群との闘いがよく見られます。
毎年観察できる水道橋の穴からは、かわいい雛が見られます。
(写真左:毎年撮影しておられる飯田さんから提供いただきました。)

羽が美しい
チョウゲンボウなど猛禽類の視力は、紫外線を識別できるそうで、主食である齧歯(げっし)類の尿が反射する紫外線をとらえ捕食を容易にさせているといわれています。
ハヤブサほど飛翔速度は速くありませんが、美しい尾羽をしています。
どう猛な感じはなく、愛すべく野鳥です。
(参照文献:ウィキペディア、日本野鳥歳時記(ナツメ社)、ヤマケイポケットガイド「野鳥」)
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。
2022年5月19日
